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2014年 06月 08日
5月の始めに、南アフリカを廻ってきました。
ほぼ毎年出かける、海外の観光施設とホテル視察の旅です。 アフリカ方面は今回で6回目です。 フライトの乱れで、香港経由がシンガポール経由となってしまい、 かつフライト変更時の手違いでシンガポール1泊のおまけ付の旅でした。 南アフリカは10数年ぶりですが、今回は、ケープタウン、ステレンボッシュ、 ヨハネスブルグの3都市を廻りましたが、最初にケープタウンで視察した古い建物を リノベーションしたホテルを紹介します。 ケープタウンでは大規模なウォーターフロントの開発が続いていますが、 ウォーターフロントから道ひとつ隔てた見晴らしのいい場所に、港湾施設に使われていた 建物をリノベーションしたホテルがいくつか建っています。ウォーターフロントから 1層分程、階段を登ったところに建っているのですが、前に視界を遮る 高い建物がないので、レストラン等からウォーターフロントやテーブルマウンテンが 見える絶好のロケーションです。 まずは、Protea Hotel Breakwater Lodge。 このホテルは20世紀初頭に建てられた刑務所を再利用したホテルです。 (ホテルの資料によると囚人たちは港湾労働に従事していたようです) それだけでもちょっとびっくりしますが、この建物は大学と一緒に使用されていて ホテルと大学内は自由に行き来ができます。 3棟ある建物の内ひとつはホテル専用、もうひとつは下階が大学の施設,上階が ホテルの客室、残りはレストラン棟に使われています。例えばレストランに行くには 大学のセミナールーム等のある廊下を通ります。 客室はこじんまりとしていますが、きれいにデザインされています。 ホテル棟、大学の施設が入った棟ともに中庭に面していていて、気持ちがよい ホテルでした。 5月は南アフリカでは秋にあたり、緯度が低いので、日の出が遅く、7時頃の 朝食開始時間はまだ暗いのですが、少しずつ夜が明けてくるなかでの食事もまた 印象深いものがありました。 ホテルの外観 ![]() 大学棟の中庭 ![]() 客室 ![]() 刑務所の面影を残す廊下と階段 ![]() ![]() 朝焼けのレストラン ![]() #
by mabg-sky
| 2014-06-08 08:26
| リゾート・観光施設
2014年 02月 16日
![]() 先日なくなられた鈴木博之氏の庭師小川治兵衛とその時代の中に 紹介されている、京都東山に無鄰庵を営んだ山縣有朋の言葉が 面白い。いわく 京都に於ける庭園は幽邃ということを重にして、豪壮だとか 雄大だとかいふ趣到が少しもない。いや誰の作だの小掘遠州じゃのと いふたところで、多くは規模の小さい、茶人風の庭であって 面白くないから、己は己流儀の庭園を作ることに決した。 確かのこの感想はある部分、当を得ている。 それはひとつには京都の禅宗寺院に付属する庭が限られた大きさの 敷地の中で営まれているためであろう。 しかしながら、同じ禅宗の寺院でも京都を 離れると、京都にあるものとは趣をことにする庭園がある。 例えば雪舟作と伝えられる山口県山口市の常栄寺庭園を 訪れたときにまず感じたことは、完結性ではなく、石がおりなす 広がりである。 庭の前に立つと、石の巧みな配置により、 視線は庭の奥へ奥へと導かれる。そしてどこまでも続く庭という 感覚を覚える。その動きは例えば小掘遠州作と伝えられる 金地院庭園の完結性とは異なる、質を持っている。 それはまさに幽邃とか幽玄とかいう感覚から離脱した 雄大さの感覚なのである。 それは例えば借景をとりいえながらもひとつの宇宙として 完結した龍安寺石庭とも異なる、突き抜けるアースワークとでもいうような 感覚なのだ。 ![]() #
by mabg-sky
| 2014-02-16 17:56
| 庭園めぐり
2014年 01月 19日
午前中、山本氏設計のお寺を見学させていただいた。
構造は増田事務所で担当は越智さん。 許容応力度設計で仕口には金物を使用していないとのことだった。 伝統工法の仕口強度の実験データが揃い始めていて、そのデータを 添付することにより確認申請は許可されるとのこと。 仕事はとても丁寧で、このような事例を積み重ねることにより、 大工集団の技能が保持されていくことは、木造建築を発展させて いくためにとても重要なことだ。日本のこのような技能を生かすことにより、 世界の中で日本しかできない新しい木造建築をつくることができると考えている。 集製材を金物でつなぐ工法(つなぐという意味では鉄骨造に近い工法)で いいではないかという考えもあるが、木を組むことにより生まれる美しさを 捨て去ることは、建築家としての大切な肝、つまり美を追求する心を捨て去る よう思えてならないのである ![]() #
by mabg-sky
| 2014-01-19 14:08
| 木の建築
2013年 12月 01日
カリンをいただいたので、カリン酒を作りました。
始めてのカリン、ほのかないい香りがして、洗うと 皮のぬめりが手に移ります。 レシピ通り作ったら、3つ残ったのでただいまジャムも調理中。 駒沢通りから三宿に抜ける道沿いはカリンの並木で、以前から どんな果実なのか気になっていました。以前お聞きした時には 並木でなったカリンは皆さんに配っているとのことでした。 (残念ながらいただいたことはありませんが) 果樹のなる街。以前トルファンを訪れた時に、灼熱の太陽からブドウ棚で 歩道に日陰を作り出していたのを見て、すばらしい都市デザインだと 感心したことがあります。 街中で果実を共有する。すばらしい街になると思いませんか。 いつか果樹園のある集合住宅をつくってみたいとも思っているのですが。 ![]() ![]() ![]() #
by mabg-sky
| 2013-12-01 18:23
| 日々のこと
2013年 12月 01日
東京はすっかり紅葉の季節です。今年は寒さが急に来たせいかも知れませんが、
紅葉が一段ときれいな感じがします。そんな紅葉の気になったいくつかの光景。 品川区御殿山のイチョウ並木:2列に並んだ並木の両側で、紅葉した木と していない木が、きれいに分かれていました。いろいろお聞きすると、 どうも両側の列の温度の違いによるようです。 道路側は風が通り抜け気温が下がり、建物側は建物外壁からの輻射熱もあって 暖かい。そんな微妙な温度の違いをイチョウは感じ取っているのだろうかと、 改めて植物の生態に思いをはせます。 井の頭公園のメタセコイア:午後の陽に金色に輝く池のほとりのメタセコイア。 年月がつくりだす大木の圧倒的な存在感。 ![]() ![]() #
by mabg-sky
| 2013-12-01 17:40
| 花のこと・木の事
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