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2015年 10月 07日
スリランカのカンダラマホテルの1泊目は、シーギリアの見える部屋に泊まりました。
ジャグジーからも外の景色が見えて、とても気持ちのいい部屋です。 ![]() 外に面した建具の割付や、バルコニーの手すり高さも外を眺める時の邪魔に ならないよう配慮されています。バルコニーはあまり広くありませんが、これは壁一面に 生い茂る緑を近くに感じるため、あえてそうしているのだと思います。 天井の高さは3.2m、ベットとリビングチェアーの間にも適当なスペースがあり、 圧迫感のない居心地の良い部屋となっています。最近解体された赤坂プリンスホテルは 2.4mという天井高さが資産価値を考えた時に低いということが建替えのひとつの要因 だったようです。勿論天井を高くするためには、建物自体を高くする必要があり費用が かかりますが、建物の資産価値を考える時には天井の高さはとても重要な要素です。 ![]() 建築のデザインの重要な作業に、寸法を決定することがあります。 このホテルは部屋としての居心地の良さを作り出すため、計算されつくされた寸法 で作られています。これみよがしのデザインではなく、まさにプロの仕事です。 ![]() #
by mabg-sky
| 2015-10-07 16:24
| リゾート・観光施設
2015年 10月 07日
秋空の下の外構工事。
壁に杉板型枠と洗い出しを組み合わせてみましたが、 これに白河石が加わるといい感じとなりそうです。舗石は白河石と花崗岩を 組み合わせます。 シンボル樹的に、針葉樹でありながら紅葉もきれいなオウゴンメタセコイアを 提案しましたが、落葉ではなく常緑樹としてほしいとのこと。 (落葉クレーム問題はいつも我々を悩ませます。) 樹木畑まで出かけましたが、針葉樹は需要がないのであまりありませんでした。 小さな現場で予算もあるので、常緑広葉樹の株立ちを樹木畑で選んで植栽することに。 季節の感覚は地被の花で演出することとします。 ![]() ![]() #
by mabg-sky
| 2015-10-07 13:57
| 建築のこと
2015年 09月 28日
スリランカ
カンダラマ・ホテルの朝は、目の前に広がる熱帯雨林に響く鳥のさえずりで始まり、 緑に覆われた建物は、昼の熱帯の暑さの中でも涼しげな安らぎに満ち、 夜は漆黒の静寂と冷たい空気に包まれる。 このホテルはスリランカの建築家ジェフリー・バワの手がけた多くの建築の中で、 もっとも名の知れたもので、建物全体が植物に覆われています。(写真1) スリランカを旅する人は必ず訪れるシーギリアを始め、スリランカの仏教遺跡を巡る 拠点となる場所に位置し、建設に関してはその敷地選びからジェフリー・バワが、 かかわったといわれています。 遠方から見ると、周囲の緑に溶け込んでいる様子がよくわかります。(写真2) 客室からもこのホテルが植物に包まれていることを実感できますが、その秘密は 建物がへの字型に折れ曲がっていたり、雁行したりしているので、 となりのバルコニーを覆う緑越しに眼下の熱帯雨林が目に飛び込んでくるからです。 野生のサルが我が物顔に行き来するバルコニーに出るとシーギリアへの眺望も開け 地形、そして客室からの見える植物と眺望との関係を慎重に調整しながら、 建物の配置が決定されていることがわかります。(写真3,4) このホテルのもうひとつの特色は、眼下に広がる大きな貯水池につながっているように 見えるプールです。インフィニティ・プールと呼ばれるこのプールは、以前バリのホテルで 紹介したプールと同じコンセプトで、実はジェフリー・バワの試みが 先駆けといわれています。(写真5) リゾートでは地域の気候やデザインを生かしたホテルが数多くみられます。 このカンダラマ・ホテルのデザイン全体は、すっきりとしたいわゆるインターナショナル スタイルでまとめられていますが、熱帯の旺盛な植物の力や地形を生かすことにより、 スリランカのこの地でのみできる体験に満ちた個性あるホテルとなっています。 写真1 ![]() 写真2:貯水池越しに見たホテル ![]() 写真3:客室バルコニーに絡まる植物越しの眺め ![]() 写真4:客室バルコニーからシーギリアを望む ![]() 写真5:眼下に広がる貯水池の水面と一体となったように見えるプール ![]() #
by mabg-sky
| 2015-09-28 20:14
| リゾート・観光施設
2015年 08月 12日
下の写真は、1982年に訪れたインドネシアのバリ。
クタはココナツやしの林の中に、民宿や食堂が点在する海辺の村であり、 ウブドゥは風呂のない宿(備え付けの桶で水浴びをした)が1件だけある村でした。 クタの小道。神々の島にふさわしい落ち着きと静けさがありました。 ![]() ウブドゥの朝市。まだみやげ物やもなく、山間の農村そのものでした。 ![]() 次の写真は、15年後に訪れたバリ、ウブドゥにあるアマンダリ ホテルです。 ウブドゥはすっかり様変わりしていましたが、静けさの面影は 残っていました。残念ながら前回の写真で紹介したクタは、安っぽいお店の立ち並ぶ 界隈に変貌していました。 さて、下の写真1はアマンダリ ホテルのコテージを結ぶ小道ですが、15年前の クタの村の小道に似ていませんか。そうこのアマンダリ ホテルは、その土地に根付いた 風景、文化をホテルの建物、インテリア、庭園等の計画に生かすことをコンセプトに 作られています。写真2はバリで有名な棚田ですが、ホテルのコテージの眼前にこの 風景が広がるように計画されています。 そしてプールですが、写真3のように水面があたかも周囲の風景と連続しているように 見えるよう、水際が工夫されています。(インフィニティ プールという名称で呼ばれて いて、スリランカの建築家ジェフリー バワの設計したホテルのプールにヒントを 得たといわれています。) さらにはプールの底のタイルが、緑色になっていて水面と周囲の風景との一体感を 強調しています。このような細かい工夫により、土地に根ざしたホテルとなって いるのです。 世界のリゾートやホテルの潮流をみると、訪れる人を惹きつけるのはその土地の 文化や景観に根ざし佇まいであることは間違いありません。 そこで大切にしなければならないのは、使っている材料や工法の本物感です。 このことについては次回から少しづつ書いていきます。 写真1:ホテル内の小道 ![]() 写真2:棚田 ![]() 写真3:プール ![]() #
by mabg-sky
| 2015-08-12 17:59
| リゾート・観光施設
2014年 06月 15日
BREAK WATER HOTELの並びに位置する、QUEEN VICTORIA HOTEL
は、港湾施設の建物をリノベーションしたホテル。 グーグルの地図では2つのホテルの位置関係がよくわかります。 低層の建物で概観はこれといった特徴がないのですが、インテリアは白と黒を基調に 落ち着いた雰囲気でまとめられています。 35室の小さなホテルにふさわしく、エントランスは控えめですが、 吹き抜けのエレベーターや階段まわりがダイナッミックなデザインとなっています。 QUEEN VICTORIA HOTEL のすぐ横のDOCK HOUSE BOUTIQUE HOTEL&SPAは住宅をリノベーションしたホテルで、ホテルマンが立っていなければ、 どこが入り口かもわからないようなつくりですが、インテリアは住宅の良さを生かした 落ち着いた雰囲気でした。 QUEEN VICTORIA HOTEL 外観 ![]() レセプションと吹き抜けのホール ![]() ![]() DOCK HOUSE BOUTIQUE HOTEL&SPA ![]() ![]() #
by mabg-sky
| 2014-06-15 19:01
| リゾート・観光施設
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