デザイン監修をしていたアジア文化会館の足場がとれて、外観が
見えるようになりました。
高さ制限により高さが10m以下なので、町並みになじんだこじんまりとした印象です。
当初正面はカーテンウォールを使用し、1階から3階まで一体の外観を
考えていましたが、工事予算の都合で、カーテンウォールをあきらめて分割タイプの
建具を使うこととなりました。
そこで一工夫。
分割タイプでは小口のコンクリートが目立ってしまうので、小さな庇をつけて、
外観が一体的に見えるようにデザインしました。庇による小さな影で外観が引きしまり
結果的には一体型のカーテンウォールより、いい印象となったと思います。
こんな工夫がデザインの醍醐味。うまくいったと心の中でつぶやいています。
小さな庇のついた外観