小田原の松永記で念館行われた茶室の勉強会に行ってきました。
午前中は、棟梁による講義、午後は光りつけの実技を、
見せていただきました。
光つけとは丸太と丸太を組みあわせることで、三次元曲線になるので
難しい仕事です。
(石に柱をのせる場合に、石の形にあわせて柱の根元を曲線に加工することも、
同様に光りつけといいます。)
何度もコンパスのような道具で、下書きを描き削りだしていきます。
難しい仕事は、仕事場で下準備して、現場では建て主さんの前で、
いともたやすく仕事をしないと、いい大工とはいってもらえない等のちょっとした
職人の心構え等、聞きながらの楽しい講座でした。
写真は光つけの作業をする棟梁。下の2枚はぴったりと仕上がった光付けの様子と、
それを分解した部材の写真です。

