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2012年 09月 07日
エネルギー消費を減らすには、住まいそのものの居住性を上げることが大切です。
例えばタヒチの水上コテージ。熱容量が大きく温度が安定した水面からの冷ふく射、 ニッパヤシの屋根に降る雨が蒸散する時の気化熱による冷却等々により、ここには 理想の温熱環境が実現されている。 熱容量が大きいとは、同じ重量のあるものの温度を1度上げるのにたくさんの熱が 必要ということです。 ちなみに水の熱容量は鉄の約9倍、木の3倍です。太陽のあたった 車のボンネットはすぐに熱くなってしまうのに、近くの池の温度がなかなか 上がらないのはこのためです。つまり水面は太陽熱の影響を受けにくいので、 人の体温より低い温度を保ち続けることができるのです。 水上のコテージは、この安定した温度の水面から、人の体温より低い冷たい 輻射(電磁波です)を1日中受けるので、廻り全体が冷やされています。 ニッパ屋根に降る雨が蒸散する時の気化熱とは、雨を蓄えた屋根に太陽が 当たるときに、屋根の熱を奪うということで、打ち水と同じ効果です。 それに加えて、風が吹き抜けるので一層快適に感じられます。 コテージの中にいると、羊水に包まれた母親の胎内はこんな感じではなかったかと 思えてくるのはそのためです。。 自然エネルギーというとすぐに太陽光発電、風力発電などと思ってしまい勝ちですが、 まずは建物そのものに自然の現象を取り込んで基本的な快適性を持たせ、 その上で自然エネルギーを効果的に使っていくことが基本です ![]()
by mabg-sky
| 2012-09-07 10:10
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