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2012年 05月 30日
照明計画で大切なことは、どの場所を明るく照らし、どの場所を暗くするか、
建築の空間と一体的に計画することです。 ただ全体に明るくしても、又意味のない間接照明を施しても建築は生きてきません。 必要な場所を照らすということを、東戸塚のエントランス廻りを事例に紹介します。 照明の基本は住宅でも、店舗でも同じですので、基本をおさえておけば 応用は自在です。 1.エントランス前では、下からの光でライトアップすることにより、館銘のサインを 際立たせています。これは個人の家で表札を明るく照らすここと同じです。 ![]() 2.エントランスの前室では、オートロックのあるエントランスホールに入る前に門型をくぐります。 ここでは門型の両側の床から上方を照らし上げています。 これは、門型と周りの壁を一体に見せるためと、天井が低いので上から照明すると頭に 光が当たり煩わしさを感じるからです。 正面はオートロックの盤の部分が明るく対象が明確にライトアップされています。 ![]() 3.エントランスホールから、風除室、ホールを通って中庭に出ます。 写真右側では天井から間接照明を施し、左側では壁付のブラッケト照明により 壁を照らしています。 通路であるので空間全体に高い照度が必要ありませんので、壁だけを照らすことにより 両側が壁に囲まれた空間の圧迫感を軽減しています。 間接照明とブラッケト照明を使い分けることにより、明暗が単純になってしまわないよう 工夫し、壁付のブラッケト照明により、空間の奥行きをより明確に演出しています。 ![]() 4正面の中庭は、光壁の照明で明るい場所となっています。 エントランスホールから見た時に奥が暗いと、何となく陰気になってしまうからです。 正面が暗いと陰気に感じるのは、奥が暗い場所に進むことに、 本能的に恐怖を感じるからかもしれません。 ![]()
by mabg-sky
| 2012-05-30 15:05
| 私の設計作法:照明術
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