秋晴れに誘われて国立博物館の琳派展に行ってきました。
今回は宗達の風神雷神図屏風が出ているためと思いますが、
たくさんの人がでていました。
植物好きの僕にとって、酒井抱一の夏秋草図屏風は何回見ても飽きないのですが、
今回初めて見た、四季花鳥図鑑がすごく良かった。
そこに描かれた、草花はもちろんのこと、草花に集まるこうろぎの羽根、
米粒大の蟻、カマキリの目等、その描写力には感嘆します。そしてそれが連続して
流れるように描かれているのです。これは絶対本では再現できない密度です。
そして描いているものが、ききょう、夕顔、すすき、おみなえし等
どこにでもある草花でそこに美を見出し、描ききっているところがすごいのです。
植物、自然、庭園等に興味がある人には必見だと思います。