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2018年 09月 05日
先月末からベトナムを訪れ、中日には1800年初頭から1945年まで続いた グエン朝の古都フエを廻った。目的は残された皇帝の陵を見ることであり、 中でも2代皇帝ミンマン帝の陵は少ない資料からも、かなり良いのではと 想像していた。 フエはベトナム戦争当時、激しい市街戦が繰り広げられたところであるが (戦場に散った沢田教一の写真でその激しさを知ることができる) 郊外の森に埋もれた陵は、ガイドの方によるとその難を逃れたとのことだった。 陵であるから皇帝の墓なのだが、生前から皇帝が使用する予定だった 建物等もあり、離宮のような性格をもっていたようだ。 #
by mabg-sky
| 2018-09-05 14:34
| 庭園めぐり
2018年 03月 25日
武蔵小金井駅前の信用金庫の支店が竣工しました。 1.南面に大きく張り出した庇で日射をコントロールする 2.受熱量の多い東・西面には窓を設けない 等、建物の省エネルギー効率をあげつつ、それらの庇や壁が 作り出す形をデザインのテーマとしています。 ![]() #
by mabg-sky
| 2018-03-25 08:48
| 建築のこと
2018年 01月 28日
庭について語ることはとても難しいことです。 私はなぜ庭を訪れることを好み、庭に何を求めているのでしょうか。
勿論、気持ちがいいとか、心が満たされるとかは庭を訪れる大きな動機です。 ただそれだけではないことが、庭にはあるようです。 ひとつは、庭を歩き佇み、日常では得ることの出来ない、感情・感覚・思索を
このような感情・感覚は、音楽から喚起されるものに近いもので
イタリアの庭園、ランテ荘を訪れたのはもう20年以上前のことです。 ローマにほど近い片田舎の庭で、私以外には誰も訪問客のいない午後でした。 生い茂った木々の間から差し込む太陽の光は静かで、過去を宿した おい茂る植物がカスケードや水盤、彫像を、やがて飲みこみ、
数年前、スリランカのヌルガンガの庭園を訪れ、熱帯の樹林のなかに
いずれの庭園も、永遠を願い構築された人工物が、植物に冒され
庭を訪れて往事に思いを馳せることも楽しいことですが、 #
by mabg-sky
| 2018-01-28 19:50
| 庭園めぐり
2018年 01月 02日
明けましておめでとうございます。
内容が全て真実かは別として、人類の歴史と現在について考えるきっかけとなる本だと思います。 さて3月には青梅信用金庫の支店が、11月には武蔵小金井で2棟目となる賃貸の集合住宅が完成する予定です。ライフワーク的に続けている庭園の探求に付きましては、今年は韓国に行ってみたいと思っています。
![]() #
by mabg-sky
| 2018-01-02 19:02
| 建築のこと
2016年 02月 19日
快適なホテル
世界には、東南アジアのように多雨で気温が高く、体にまとわり付くような暑さを 感じる地域から、砂漠のように乾燥した地域までさまざまな場所があります。 今回は機械的な冷暖房設備に頼らずに、地域の気候の特徴を生かした 快適な宿泊施設を紹介します。 タヒチの水上コテージ。 タヒチはビーチリゾートとして有名な常夏の島です。 そこでは機械的な冷房設備はいっさいありませんが、とても快適に過ごすことが できます。秘密はコテージの周りに広がる海にあります。 水は温まりにくく冷めにくい。 ですから1日及び季節を通して海水の温度はあまり変わりません。 例えば夏の海で夜に泳いでも、冷たくて泳げないということはまずありません。 これは海水が夜になっても急には冷えないからです。 対して、夏の昼の浜辺は砂が熱く焼けて、素足では歩けないが、 夜はひんやりとしています。 砂は水とは反対に温まりやすく冷めやすいので、日中太陽が当たると 砂の温度が急激に上がり、陽が落ちるとすぐに冷めるのです。 海水は非常に多量にあります(当然ですが) ですからどんなに太陽にあたためられても回りの気温や体温よりも高くなる ことはありません。 この海水からは冷たい輻射熱が放射されます。 これが周囲の建物や人体を冷やしてくれるのです。 これは、輻射冷房といって、人体にもっとも快適といわれ、最近ようやく 実用化されはじめた最先端の冷房方式と同じです。 ひんやりとした空気に包まれた感覚。 母親の胎内の中の子供はこんな場所にいるのでは、と思えてきます。 加えて海を渡る風が涼気を運び、ニッパやしにしみこんだ雨が屋根から 蒸発する時に熱を奪うので、室内の快適さは増していきます。 水上コテージは、タヒチの気候を最大限に生かした、快適な宿泊施設なのです。 日本でも、四季の気候を楽しめる快適な宿泊施設が、増えるとよいのですが。 水に浮かぶコテージ ![]() 簡素だが気持ちのよい室内 ![]() #
by mabg-sky
| 2016-02-19 15:07
| リゾート・観光施設
2015年 12月 09日
![]() 上の写真はどこの国のなにでしょうか。 一見すると、どこかの田舎の水辺の小屋、それもどちらかというと人々の 生活から忘れさられた小屋のように見えます。 実はこれはケニアのヒッチ八ットンという、高級リゾートホテルの 宿泊棟なのです。この写真を最初に載せたのは、ケニアを訪れる旅行者が 泊りたいと考えるホテルのタイプを端的に伝えてくれるからです。 それはどういうことでしょうか。 人々はグローバル化の中、世界中の都市が均一化していく中で、自分たちの 身の回りにあるものとは違う何かを求めて世界中に出かけていき、 その土地そのものを体験したいと考えているからです。 大昔から、人々は異なる文化を求めて動き回ってきました。 それは新奇で希少なもの、新天地が経済的富をもたらしたこともさることながら、 新たな、未経験の刺激が大きな喜びをもたらしてくれるからです。 このリゾートホテルの宿泊棟は、テントでできています。 ケニアのサバンナにテントを張り、さわやかな風の中で、満天の星に包まれながら 眠るという、まるで映画に出てくるようなシーンを、つまりこの場所でしかできない 体験することができるのです。 ![]() 旅行者を迎い入れる側に立ってみると、観光産業の資源は地域の 多様性であり、地域固有のもの、文化遺産、生活様式等が産業の資源となり、 地域の収入源となるのです。つまり、観光産業は地域の個性、伝統、自然等を 破壊することなく成り立つ可能性があるという意味では、うまく運営すれば 理想の産業となりうるのです。 一見当たり前のように思えるこの事実も、実は、我が日本では21世紀に 入るまでは、そうとは考えてはいなかったのではないかと、思えることが 多々あります。いや実はそれは、もう少し最近までのことかもしれません。 例えば、1980年代のバブルの時、日本全国に計画されたリゾートなるものは、 まったく別の場所に持っていっても成り立つのではないかという、金太郎あめの ような計画、さらに言えば、地域の固有性を破壊するような計画が多く 見受けられました。 そのためリゾート開発=悪というイメージすら出来上がってしまいました。 また現在でも、地方都市の個性なき開発には、残念ながらうんざりするものも 多いのも事実です。 具体的な例で挙げると、昨年訪れた福井の三方五湖の展望台から見渡す 景観はすばらしいものでした。しかし残念ながら、その展望台は、お金をかけて 景観とはあわないものにしてしまったと、一緒に訪れた皆だれもが感じたほど 雑多なものでした。これは本当に残念なことです。 このようなことをしていると公共事業=悪というイメージが生まれてしまいます。 例えば下の写真は南アフリカのケープタウンを見下ろすテーブルマウンテンの 展望台です。世界中の人々を迎え入れる為、手すりは石積み壁とするなど、 岩山の景観を壊さないよう、最新の注意を払ってデザインされています。 ![]() ![]() 世界中の人々は、日常の生活とから離れた体験をするために旅立つのであり、 地域の資源を破壊した上に成り立つ場所はやがて忘れ去られてしまうでしょう。 日本において地方の疲弊が言われて続けています。 高度成長の時期には、都市で稼いだお金を、公共事業という形で地方に 還元し、全国均一の規制のもと、箱物を作り、ある意味地方の個性を 破壊しながら、地方の生活を成り立たせてきた訳です。 しかしながらこのようなお金の流れ、やり方はもはや成りたたないのです。 そのような時代の中で、観光産業は地方を成立させる、ひとつの柱となることは 間違いありません。それは、地域固有のもの、文化遺産、生活様式等を うまく生かし、人をひき付ける魅力があればこそのことです。 私が今まで訪れた場所がいかにして、地域の個性を生かして世界中の人々を 引き付けているか、リゾート・観光施設を中心に、書いてみようと思います。 だいぶ昔に訪れた場所も多いのですが、本質的な部分は変わらないはずです。 #
by mabg-sky
| 2015-12-09 17:17
| リゾート・観光施設
2015年 11月 11日
東京都大田区の共同住宅の外構が竣工しました。
エントランスの出入り口から道路まで、20m近くあるアプローチを 前庭として設えるため色々な工夫をしました。 まず道路からみた正面に、壁をたて園路の方向を変えることにより、 アプローチに奥行きを感じるよう工夫してあります。 東京都の安全条例の関係で、道路までの避難通路巾を4mとる必要がありましたが、 その部分には樹木を植えることができないので、舗石と高さのない地被植物の 種類や色を組み合わせて変化がでるようデザインしました。 例えば舗石の材料の大部分は、白の御影石ですが曲がりのコーナー等にはノミで 加工した白河石を使いアクセントとしています。 又地被は濃い緑のタマリュウと黄緑色のフッキ草をエリアごとに植え分けて、 舗石とあわせて平面的に変化と統一のある構成としました。 秋ですので植えたばかりの植物には勢いがありませんが、春になれば 新緑と花が楽しめる庭になると思います。 ![]() ![]() ![]() #
by mabg-sky
| 2015-11-11 16:23
| 建築のこと
2015年 10月 09日
日中は脳天を焼くような暑さの中、ポロンナルワの仏教遺跡を廻り、カダラマホテル
2泊目は少し贅沢をして、スイート・ルームに泊りました。部屋は昨日の シギリア・ウィングとは反対のウィングの端部にあって、山側の緑と眼下の水面が 3方向にパノラマのように広がっています。 ![]() リビングとテラスの間には風の抜けるサンルームが付いています。このような部屋は 蚊を気にせずに、早朝の澄んだ空気や、日没後の冷めたい空気に包まれて時を 過ごすことができるので、熱帯の楽しみを倍増させてくれます。 ![]() 日中の疲れを癒すため、水面の向こうに沈み行く夕陽を眺めながらゆっくりと ジャグジーに入り、夕食の後は部屋に備え付けてあった、ろうそくを灯してみました。 スリランカは敬虔な仏教国なので、お酒があまり充実していないのが少し残念でしたが。 前室含めて部屋の面積は120m2程度ありとてもゆったりしているのですが、ベットが ダブルで1つしか付いていないのは少し不釣合いな感じがしました。 ![]() ![]() #
by mabg-sky
| 2015-10-09 17:42
| リゾート・観光施設
2015年 10月 07日
スリランカのカンダラマホテルの1泊目は、シーギリアの見える部屋に泊まりました。
ジャグジーからも外の景色が見えて、とても気持ちのいい部屋です。 ![]() 外に面した建具の割付や、バルコニーの手すり高さも外を眺める時の邪魔に ならないよう配慮されています。バルコニーはあまり広くありませんが、これは壁一面に 生い茂る緑を近くに感じるため、あえてそうしているのだと思います。 天井の高さは3.2m、ベットとリビングチェアーの間にも適当なスペースがあり、 圧迫感のない居心地の良い部屋となっています。最近解体された赤坂プリンスホテルは 2.4mという天井高さが資産価値を考えた時に低いということが建替えのひとつの要因 だったようです。勿論天井を高くするためには、建物自体を高くする必要があり費用が かかりますが、建物の資産価値を考える時には天井の高さはとても重要な要素です。 ![]() 建築のデザインの重要な作業に、寸法を決定することがあります。 このホテルは部屋としての居心地の良さを作り出すため、計算されつくされた寸法 で作られています。これみよがしのデザインではなく、まさにプロの仕事です。 ![]() #
by mabg-sky
| 2015-10-07 16:24
| リゾート・観光施設
2015年 10月 07日
秋空の下の外構工事。
壁に杉板型枠と洗い出しを組み合わせてみましたが、 これに白河石が加わるといい感じとなりそうです。舗石は白河石と花崗岩を 組み合わせます。 シンボル樹的に、針葉樹でありながら紅葉もきれいなオウゴンメタセコイアを 提案しましたが、落葉ではなく常緑樹としてほしいとのこと。 (落葉クレーム問題はいつも我々を悩ませます。) 樹木畑まで出かけましたが、針葉樹は需要がないのであまりありませんでした。 小さな現場で予算もあるので、常緑広葉樹の株立ちを樹木畑で選んで植栽することに。 季節の感覚は地被の花で演出することとします。 ![]() ![]() #
by mabg-sky
| 2015-10-07 13:57
| 建築のこと
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